2017 10 ≪  11月 123456789101112131415161718192021222324252627282930  ≫ 2017 12
スポンサーサイト
--/--/--(--)
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
この記事のURL | スポンサー広告 | ▲ top
Virus 123
2009/03/02(Mon)
 連れて来られたのは世界的なコーヒースタンド。席を確保すると「カプチーノでいいわね?」と一応確認をとってから、ブロンドの女性は中田たちを残して、注文をしに行ってしまった。宮崎のスーツケースも一緒だ。
「いいんですか?」
 宮崎は小声で中田を突つく。
「いいわけはないんですが……」
 なんというか、場の主導権をかっさらわれて、そのままズルズルといったところだ。おまけに自分たちは調査の名目でも逃亡の身である。
「逃げないのね?」
 声に振り返ると、ブロンドの女性がトレーを手に戻ってきていた。
「そんなに、このスーツケースが大事?」
 そう言って、宮崎の席の横にスーツケースを押しやる。
「えっと、わりと……?返してくれるんですか?」
ブロンドの女性は呆れたように肩を竦め、首を横に振った。
「私には、ブタさん似合わないもの。残念だけど」
 全然残念そうには見えなかったが――。
 女性はシェリーと名乗った。CIAの局員の証明も見せてもらったが、ふたりには本物かどうかわからない。
 CIA――Central Intelligence Agency、米国中央情報局は、一九四七年、国家安全保障法により設置された大統領直属の機関である。国家安全保障会議に必要な情報を提供することを主任務とし、他国の国家秘密の探索や情報収集、政治工作、反米的団体の監視などを行っている。一九九一年のソビエト社会主義共和国連邦の解体により冷戦は終結したが、今も尚、各国にエージェントが潜りこんでいるという。
彼女はそのエージェントのひとりで、一時間ほど前に、日本の国土調査室から共同調査の依頼があったから迎えに来た、ということだ。
「キョーコから、ふたりのことは聞いているわ」
 シェリーは急にニヤニヤした薄気味悪いほどの笑いを浮かべた

←人気blogランキングへの投票お願いしますm(_ _)mぺこ
←FC2 Rankingへの投票もできればお願いしますm(_ _)mぺこ
この記事のURL | 連載小説 | CM(0) | TB(0) | ▲ top
コメント
コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する


▲ top

トラックバック
トラックバックURL
→http://kobochan.blog83.fc2.com/tb.php/350-71e86290

| メイン |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。