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Virus 14
2007/01/11(Thu)
 刻を三〇分程さかのぼる。
「飯野警視、織倉一季と思われる男が女の子連れで出てきました。追いますか?」
 携帯電話から中田の声がする。杏子の携帯は、折りたたみ式のパールホワイトだ。ストラップはカバをデフォルメしたようなマスコットが揺れている。数年前に流行ったアニメキャラらしいのだが、趣味が良いとは言いがたい。本人はえらく気に入っているようなので、中田をはじめ周囲は何も言わないが。
「ん。確認できたのね?じゃ、キミはその子らを尾行。そっちには別の奴をまわす」
「しかし、見張りのいない時間ができてしまいますが?」
「仕方がないでしょ。名目上とはいえ、最優先しなくちゃならないのは織倉青年の護衛なんだから」
 そう言うと、杏子は送話口を塞がずに周りの人間に指示をとばした。
「兵頭が本庁に残ってたわよね?中田クンと見張り交代するように伝えて」
 その大声が中田の鼓膜を打ったのか、しばらくしてから「了解しました」と返事があって切れた。

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