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Virus 100
2008/05/11(Sun)
「飯野杏子、中田正義。両名に国土調査室室長として命令する」
中田と杏子は「はっ」と踵を揃えて直立する。
「国内での北沢英二、北沢絵里の捜索を一時中断。エルトリアでの調査に入れ。尚、国内での捜索は天崎に引き継いでもらう」
 天崎もふたりに習って、起立する。
「発令は本日一五時○○分。辞令は追って内閣総理大臣より公示される」
「はっ」
 杏子と天崎の敬礼が重なった。
それに中田は一拍送れて敬礼した。それを大久保は見逃さなかった。
「中田……気持ちはわかる。法を尊守し、警察で吐けば気持ちは楽になるしな」
「そんな……」
中田には次の言葉が出ない。
「だが、警察では国外へ干渉するには時間がかかるし、力もない。ウチならできる。今は何をすべきなのか、よく考えろ。このお嬢さんも、相応の覚悟をして来てくれたんじゃないかな」
大久保の視線の先には宮崎がいた。
中田も宮崎を見る。
彼女は困ったように笑っていた。
「それに応えるのも務めだ」
 大久保が中田の右肩に手をやる。
「はい」
 中田は小さく、しかし確かに頷いた。
「天崎、成田の電力は生きてるな?」
「おそらく。朝の時点で国外線は平常通りの運行でした。問題はチケットの手配かと」
 航空チケットはたいていが旅行代理店に発行を依頼するか、ネットでの予約発行で行うわけだが、今時点での都内では、その両方が使えないのが現状だ。また、エルトリアとは最近になって国交が開かれた。出入国にはビザが必要となる。
「それなんですけど」
 事態を見守るようにして黙っていた宮崎がおずおずという風に口を開いた。手に、一通の封筒が握られている。

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コメント
-  -
100おめwww
2008/05/12 23:01  | URL | りょーちゃん #wr80fq92[ 編集] ▲ top
-  -
>りょーちゃん
ありがとうございますm(_ _)m
2008/05/13 00:46  | URL | ★はっしー #-[ 編集] ▲ top
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