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Virus 72
2007/10/21(Sun)
杏子が大久保に定期報告をしている間に、中田と天崎はMOを開くためのパソコンを組み立てていた。
「飯野さんの言う通り、ウイルスかもしれませんからね」
天崎が持ち出してきたのは、中田がみてもわかるほど随分と古い型の物で、白いプラスチック製の表面が日焼けして黄ばんでいた。
 そのパソコンを天崎のディスプレイとMO
ドライブにつなげ、一度起ち上げる。
 ウィーンという回転音の後、ガガッガガとハードディスクを読み込む音がする。するとおもむろにディスプレイの電源がはいり、文字列が表示されたり、黒くなったりを繰り返した。
「Windowsで動くかはわかりませんが」
 天崎はMOをケースから取り出して、その裏表を見やる。
 やっと画面に表示されたOSの型番も、機体の見た目通り数年前のものだった。中田が学生時代にバイトで貯めた金で買った初めてのパソコンも、こんな画面だった。
 天崎がキーボードを叩いてブラウザを起ち上げると、大手の検索サイトが表示された。
「ネット、繋がりますね」
「大丈夫なのか?」
 MOの中身がウイルスの可能性がある、そう天崎も言った。もし、事実だとしてバラまくわけにはいかない。
「ファイアーウォールを構築したんで、大丈夫ですよ」
 天崎はセキュリティ画面を操作しつつ応えた。
「ファイアーウォール?」
「外部からのアクセスを制限して、探知する
仕掛け――関所みたいなものです。これがないと、不正プログラムに自由に出入りされますが。このコンピュータと国土のホスト、さらに、そのホストコンピュータと外の回線もファイアーウォールで切り離してありますから、まず安全です」
 天崎がそこまで説明したところで、部屋のドアが開いた。
「準備できたかな?」
 杏子が大久保を伴って戻ってきたのだ。
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