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Virus 67
2007/09/09(Sun)
リーーン。
 エレベータが到着した。
 中田たちは、一気に通路を駆け抜け、通路がぶつかった先にあるドアを管理室のにあったIDキーをつかって開けようとした。
「止まれ!両手をあげろ」
 背後からの声。
 背中にゾクリと冷たいものが走る。
続いて、銃口が狙いを定める音がいくつも重なる。SATだ。
SATとはSpecial Assalt Teamの略で、日本警察における対テロの特殊部隊のことだ。
 天崎のエレベータの停止は間に合わなかったということか。もしくは、すでに別働隊として潜入していたのかもしれない。
 どちらにしても、まだ令状が降りていない中田たちには何の権限もなく、また、すでに警察機構には属していない。それどころか、ここのスタッフと誤認されている可能性が大きい。
無線の会話が脳裏をよぎる。
――『相手の数の確認を』
――『ランクBが三人。ランクFが一人』
中田はゴクリと唾の飲み下し、できるだけゆっくりと両手を上げ、振り向いた。
相手は四人。三人がライフル、中央の一人が拳銃を構えていた。
「武器を捨てろ」
二秒、三秒……。
そして、杏子の手から拳銃が溢れた。天崎も習って拳銃を落とす。
「そのまま動くなよ」
 拳銃の男が、あごで中田たちを示すと、ライフルを向けていた中で一番若そうなのが銃口を上げて進み出た。
 まず床に落ちている二丁の拳銃をSATのメンバーの方に蹴って中田たちから遠ざけた。
 次に中田、天崎と、服の上から身体を触られ、武器を隠し持ってないかも調べられた。中田の懐から拳銃が取り上げられた。
それから、「失礼」と断わってから杏子の身体をチェックしようと手を伸ばす。
と、何の前触れもなく、杏子の携帯が鳴った。この緊迫感のなかを、今どき三和音で三分クッキングが流れる。
 杏子が不適な笑みを浮かべた。
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2007/09/18 23:51  | | #[ 編集] ▲ top
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