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Virus 55
2007/07/08(Sun)
さて、美可が指定してきたのは御茶ノ水の小さなファミリーレストランであった。外の通りには楽器店が多く、夕方の五時といってもまだ明るい窓の外を、ギターケースを肩に学生たちが行き交っている。
 店の中は客数がまばらで、美可を探すのに苦労はなかった。薄いブラウンのスーツに白のシャツが、赤のリボンをポニーテールに結わえた褐色の髪にあっていた。
「おまたせしました」
 そう言って、美可の向かいに杏子が座り、その横に中田が腰を下ろした。
「今日はどういった御用ですか?」
「そのまえに、飲み物を。いいですか?」
早速訊いてきた美可を杏子が遮る。
「どうぞ」
 美可は深い溜息をついた。
「あまり時間はとれないので、手短におねがいします」
「はい」
 杏子はにっこりと微笑んでから、水をもってきたウェイターにオレンジジュースとアイスコーヒーを頼んだ。どちらが中田の分なのかはわからない。ひょっとすると、ふたつとも杏子の注文なのかもしれない。
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