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Virus 52
2007/06/24(Sun)
「ただ?」
 言い澱んだ栄樹に中田が問い返すと、彼は困ったような表情を眼鏡の奥に浮かべたが、それでもはっきりと、こう言った。
「いえ。私が鑑定し展示しているものは確かにロード・オブ・ドラグーンに間違いありませんよ。過去に何と呼ばれていても、あの石をエルトリアは公認したのです。それに、あの石の価値はローマ時代のいわくだけではなく、その後の歴史をまたいできたことにあの宝石自体の価値があるのだと重います。おっしゃるとおり、美可は何かを持っているのかもしれません。しかし、それがあの石から価値を奪うことはありません。」
栄樹はそう言って、言葉を切った。
「そう、ですか」
そう応えた杏子はハンドバッグからおもむろにエアメールの束を掴み出した。
「美可さんから拝借していたものです」
 杏子はその束のうち一番上の物を残し、加奈子の前に置いた。
「重要な参考資料として預からせていただていました。その中に、竜骨石の資料を送ってほしいという文面があります」
 手に取った手紙を開き、その文面を表に広げると、
「加奈子さん。あなたは何かを彼に送りましたか?」
じっと加奈子の目を見つめる。
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