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Virus 46
2007/06/03(Sun)
しかし、つい二年前、画期的な抗腫瘍薬ニケーの発売により事情は一変する。ニケーは咽頭癌、肺癌などで大きな効果をあげ、日本でも承認された。現在、多くの患者がニケーの恩恵を受けている。
中田の祖父もその一人で、今年で八七歳になる。一昨年に咽頭癌を患ったが、手術の必要もなく薬のみで完治させた。
杏子が見た気がすると言った竜骨石の記述については、新薬の開発で現在扱っているサンプルが、神農本草教にしかない竜骨石の可能性があるので資料を送ってくれ、という内容にあった。
「なんで、奥さんなんだ?」
中田は先日手渡された北沢の家族の資料を捲った。広瀬(旧姓・北沢)加奈子は結婚前に東都大学生薬研究室に身をおく研究者とある。ふたりは職場結婚だったのであろう。
「加奈子も生薬学の博士号を持っているわ。夫婦であると同時に、仕事上でも最も信用の置けるパートナーだったわけだ」
 雑誌を読み終えたらしい杏子が、上から覗き込むようにしていた。

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