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Virus 60
2007/07/29(Sun)
「それに写真の日付。道端の写真だけ別の日なのよ」
 言われて見ると、写真の右下にあるオレンジ色の日付が、湖の写真より一日前のものだとわかる。この写真は故意に、同封されたのだ。
「日付といえば、栄二さんがお母さんに竜骨石の資料を送ってくれ、と書いた手紙の消印の翌週ですね」
杏子が手帳のページを開けて、ペンを走らせる。
「ええ。そのとおりよ。ちゃんと調べているのね」
美可が、満足そうに頷いた。
「手紙には、石については何も書いてなかったけど、この二枚の写真こそが父のメッセージだと、私には思えるのよ」
 写真のコピーをフラッシュメモリに落としてもらって、今日のところは終了ということになった。

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Virus 59
2007/07/26(Thu)
「どうぞ」
 そう言って、ノートパソコンのモニタを中田たちにも見えるよう返した美可が指し示したそれは、どう見ても、道端に転がった、ただの石ころの写真であった。
「これ……ですか?」
 杏子が石ころを指差しながら、美可の顔を覗う。
「ええ」
 美可は頷いた。
「父が『ロード・オブ・ドラグーン』として研究していた物は、それです」
 国立美術館に展示されている『ロード・オブ・ドラグーン』は、黄金の竜に縁どられた青緑の光を放つきれいにカッティングを施された親指大の宝石。かたや、美可の父が研究していた『ロード・オブ・ドラグーン』はその辺にも転がっていそうな、不恰好な黒い石でしかない。
「大きさはこのくらいかな?」
と、美可は顔の前で右の親指と人差し指で隙間をつくった。
「これが、あの石だという証拠があるんですか?」
 中田は釈然としない面持ちで問うた。
「証拠ってほどでもないけど、絵里から私宛の封筒なのに、手紙の筆跡が下手に書かれてあったけど父の字体だったこと。同封してあった五枚の写真のうち三枚が湖を背景(バッグ)に二人が写ったものだったけど、二枚はこういう道端の写真。この石がどちらにも写っている」
 わざと娘の名前で封書の表書きを書いたのは、国外に秘密を持ち出すためのささやかながらも偽装ということか。数十枚もの写真の内二枚が道端の写真なら、間違ってシャッターを切ったものが混じっていたとも考えられるが、五枚を選別した上で、二枚が道端の写真というのは、遠い外国から間違えて送ったとは考えにくい。
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うちわ祭
2007/07/22(Sun)
kuma.jpg

今日は友人に拉致されて熊谷に行ってきました。
なんでも『うちわ祭』なるものがあるとかで。
3日間行われる祭で、今夜がクライマックスということですが、
「熊谷は暑いからうちわの祭するんですかねー?」などと
★はっしー、はっきり言ってナメてました。
まずどの通りも人!人!人!
縦横に走る通り(4車線含む)が人でうまっていて、
身動きがとれない!
久々に人で酔ってしまいそうになった。
そして屋台の数!50はあったね。
それに加えて、飲食店も外にテーブルだしてるから、
道の両側は露店だらけw
山車は15あって、クライマックスではそれが一カ所に集まって、
打ち鳴らすのです。けたたましいなんてものじゃない。
久々に祭にのまれました(^_^;)

それはそうと、薄化粧やすっぴんの女の子がおおかった。
地域的なものか、夜だからか。暑くて汗がふきでるからか。
うちわ祭には雨が降る(今回も例外なく)ジンクスがあるからか。
はてさて。しかし、浴衣っていいねw

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Virus 58
2007/07/22(Sun)
「どうも」と言って中田はウェイトレスに頭を下げる。
 その横でさっそく杏子がストローに口をつけ、それから「なるほど」と相槌を打った。
「写真で届いたということは、当然ネガなんかも残っていないんですよね?」
「ええ。ああ、でも誌面デザインのためにスキャンしたデータなら」
「あるんですか?」
 ふたりが身を乗り出す。
「確か残ってたと……少し待ってくださいね」
 そう言って、美可は傍らに置いてあったバックから取り出したA4サイズのノートパソコンを開いた。
 彼女が操作する間、中田もアイスコーヒーを口にした。
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Advanced/W-ZERO3[es]2
2007/07/21(Sat)
今回もAdvanced/W-ZERO3[es]の話。
設定はほぼ思い通りに完了できました。
キーボードだしても数字キーないとか、
押しにくいボタンあるとか、あとは慣れですな。
んで、アプリを登録しておるんですが、
WinMobile5のアプリは手持ちの半分くらいはつかえなかったです。
サイレントシャッターとか、有名料理店でカシャッとするのに重宝していたんですが、
これからは思いっきり音なってしまいます^^;
WinMobile6対応版まつか。
ロックサスペンドなんかはつかえたのはうれしかったな。
EMUに関しては動きましたが、前の[es]よかボタンが減ったために、
アプリで利用できるボタンがほとんどない状態に><
バーチャルパッドではやる気せんな~~。
どなたか、いいEMU教えてください。
全般的にいえることは、
メモリの容量UPで、格段に処理が早くなったこと。
OPERAつかえば、すぐわかりますね(o^-')b

さー、今夜もアプリ探すぞ。
オススメアプリ募集してます!!

ちなみに★はっしーがまともに動作できると感じたのは↓
lock2suspend
UKToday-EX
UKTenki
XnView Pocket
TCPMP
GSFinder
2++
navi_V
AirDictionary
AutoConnect3

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Advanced/W-ZERO3[es]
2007/07/19(Thu)
お昼にビックカメラまで行ってGETしてきますた(^-^)v
2047115_128.jpg

電話帳を前機種から移して、現在設定で格闘中。
アプリはWindowsMobile5用しかもっていないけど、どんだけ動くかねー♪

え?小説?日曜まで待ってくださいましm(__)m

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スタバ
2007/07/17(Tue)
今日銀座のあるスタバでは、「私のお気に入りのコーヒーを探そう」的企画で、2Fのカウンターラウンジにてバリスタ二人がいろいろとレクチャーしてくれました(無料)バリスタ二人は黒エプロンでした(o^-')b
本来なら、イロイロな豆をテイスティングして選んでいこうって企画みたいなんですが、自宅のマシンでうまくきめ細かいフォムドミルクができない★はっしーとしては、この機を逃すかっ、とマシンを間に向かい合っていろいろとミルクのレクチャーうけてきました。
さーー自宅で作ってみるぞーー、と勢い込んでトライしてみましたが、惨敗_| ̄|○
なして・・・(ToT)
また8月にやるということなんで、またレクチャーうけねば><
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ダイ・ハード4
2007/07/16(Mon)
ダイ・ハードみてきました(^-^)v
やっぱりこのシリーズはアクション映画の最高峰ですね~。
おやじ、カチョエエっす。
瞬きするのも忘れて見入ってました。
その証拠に、コンタクトが乾いた^^;

今回の大活躍はPDAフォンでした。
★はっしーはW-ZERO3【es】愛用者なので、ちょっとうれしい。
今週アドマンズドモデル発売です。
友人もW-ZERO3【es】の仲間にして、自分も機種変更しちゃいました。
今度はどうカスタマイズしようかな~~?

あれ?感想?★はっしー的には3つ☆です(o^-')b
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Virus 57
2007/07/15(Sun)
「おそらく、あなたは書いたのでしょう?もっと直接てきな論拠を。言葉ではないのかもしれない。写真かなにか、かも」
 杏子はいったん言葉を区切った。そして視線を美可に固定したまま話さない。
 やがて、観念したように美可が口を開いた。
「勘、かしらね?違うでしょうね。ママに会ったんでしょ?そのとおりよ。私は写真を持っていた。いえ。正確には、持っていたわ。ロード・オブ・ドラグーンの写真を」
「持っていた?」
 杏子が訊き返す。
「ええ。残念ながら、過去形なの。処分されてなければ会社が持っているはずよ。可能性は低いでしょうけど」
 美可は溜息をついて、窓の外の行き交う学生たちを眺めるようにした。
「会社はね、記事を揉み消そうとしたのよ。それを印刷ぎりぎりのところで無理やりページを奪い返したんだけど、写真は届いてないって印刷屋に言われるし、記事も大半がカットされた状態で」
「ご自分で書き直せばよかったじゃないですか?」
 中田はそう言ったが、杏子は馬鹿にしたように横目で見ただけで、すぐに興味を失ったように、また外を眺めやった。
「入稿はね、とっくに済んでるの。印刷屋さんに届いたデータはチェック済みで、一介のライターがその後に口を挟む隙なんかないわ。印刷屋さんにも迷惑になっちゃうし」
「そういうものなんですか」
「そういうものなの。それに、その時にデータの中身を見せてもらったとしても、証拠の写真がなかったら、追記しても意味ないでしょ。写真を返せって言っても、受け取っていない、の一点張りだし」
「写真は、確かに会社に渡したんですね?」
 杏子はいつものメモ帳を開いて確認した。
「そう言ったでしょ?」
 美可が睨むように視線を返した。
「私も詳しくはないのですが、そう言った記事の写真って、画像ファイルでデータとして入稿するのではないのですか?」
「それでもいい場合もあるし。実際にそういうのが多いみたいだけど、ウチの出版社の場合、何らかの論文を掲載する場合は、その証拠をきちんと提出して学術チームにかけないといけないのよ。画像データでは修正がかんたんにできるから信憑性にかけるから、できるだけ現物でなくてはならないの。間違っていたり、嘘だったら誌面の恥でしょ?」
 美可が話しているうちに、オレンジジュースが美可の前に、アイスコーヒーが中田の前に置かれた。
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Virus 56
2007/07/12(Thu)
「では、早速」
ウェイターを下がらせると、杏子はいつものショルダーバッグから手帳をとりだした。
「あなたが三ヶ月前に書いた記事を読ませていただきました」
「それは、どうも」
 美可のリアクションはそっけない。
「その中で、あの石が偽物だという推論をあげていますが、どうも論拠が甘いように感じられます。そこで、」
「ちょと、待ってください」
 美可が右手の平をあげて、杏子の言葉を制した。
「あなたがたにお願いしたのは、父と妹の捜索であって――、私の書いた記事の評価なんかじゃないでしょう?」
 言葉の端々が刺々しい。
「もちろんです」
 杏子は微笑んだ。
「ただ、何が手掛かりになるかは、こちらで判断いたします。ご協力ください」
 美可の眼を見つめる。そして、一息おいて「よろしいですか?」と、ダメ押しした。
「はい」
 美可は、不承不承といった感じで頷いた。
杏子も頷いて、月刊古美術を開いて、先ほど制された言葉を続けた。
「こういった記事を書けば、国際問題にもなりかねないのは、あなたにもおわかりでしょう?なのに、このように記事にした」
「ええ」
「しかし書かれている内容は、こう言っては失礼ですが、稚拙でツメが甘い。私なら、もっと反論を許さない直接的な証拠なり論拠を示します。この見出しで記事を書いたのですから、持っていたんじゃないですか?その決定的な論拠を」
 美可は何も応えない。
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黒十字の騎士
2007/07/11(Wed)
本日のオススメはジェームズ・パターソンの「黒十字の騎士」
4789722449_09_MZZZZZZZ.jpg

ボレイのショッピングモールの地下より発掘された地下納骨堂。
そのなかの棺に納めたれていた一本の杖。
聖遺物のなかでもキリストの血を受けた『それ』は、
最も貴重なもののひとつ。
それを手にしていたのは、一人の宮廷道化師だった。
家族を愛する平凡な男が、機転と友情で権力に立ち向かっていく。
巨匠が描く歴史ミステリは、そんなアドベンチャー・ロマン!
十字軍の時代背景をご存知の方。
そういった時代ものが好きな方。
王道RPGが好きな方、おすすめします。
600ページ弱の量ですが、物語がどんどん展開していくので、飽きることはありませんし、読みやすい作品です。
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Virus 55
2007/07/08(Sun)
さて、美可が指定してきたのは御茶ノ水の小さなファミリーレストランであった。外の通りには楽器店が多く、夕方の五時といってもまだ明るい窓の外を、ギターケースを肩に学生たちが行き交っている。
 店の中は客数がまばらで、美可を探すのに苦労はなかった。薄いブラウンのスーツに白のシャツが、赤のリボンをポニーテールに結わえた褐色の髪にあっていた。
「おまたせしました」
 そう言って、美可の向かいに杏子が座り、その横に中田が腰を下ろした。
「今日はどういった御用ですか?」
「そのまえに、飲み物を。いいですか?」
早速訊いてきた美可を杏子が遮る。
「どうぞ」
 美可は深い溜息をついた。
「あまり時間はとれないので、手短におねがいします」
「はい」
 杏子はにっこりと微笑んでから、水をもってきたウェイターにオレンジジュースとアイスコーヒーを頼んだ。どちらが中田の分なのかはわからない。ひょっとすると、ふたつとも杏子の注文なのかもしれない。
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Virus 54
2007/07/05(Thu)
湖――。そう聞いて、杏子が手帳にペンを走らせる。
湖とは、カモミール湖のことであろうか。
中田の記憶では、エルトリア国内に湖と呼べる規模の水溜りはカモミールしかないはずだ。
記録によると、北沢栄二と絵里は、ドライブ中に事故死。場所はカモミール湖畔の、北側の大きく突出した岬。日時は不明。栄二の遺体は炭化していたものの、歯の治療跡から本人と断定。絵里については遺体が見つからず。ただ、崖の小枝に子供用のジャンパーが引っ掛かっていたことから、爆風で飛ばされたことを考慮に入れ、ダイバーによる水中捜索もされたが、遺留品のひとつも見つからなかった。捜査前夜の嵐により視界が非常に悪かったということで、その後、日をおいてもう一度捜索が行われたが何の成果もなかった。資料室にあった七年前のファイルには、確かそのように記載されてあった。
 そんな結果で遺族が納得するわけもなく、日本政府が再度捜査要請を行ったが、それ以降捜査は打ち切られている。それが今回、このような形でそ捜査の再開となった。中田が思い返している間にも話は進んでいた。
「他には?」
「よくは覚えていません。絵里とあの人が写っているのとか、そういうものだったと思いますが」
「そうですか。ありがとうございました。あの、手紙はこちらで預からせていただいてよろしいでしょうか?」
 これ以上質問しても、さらなる情報は聞き出せないと判断したのだろう。杏子はこの話題を打ち切ることにしたようだ。写真のことは、後で待ち合わせている美可に聞けばよいだろう。
「ええ。かまいません」
 加奈子の了承を得ると、杏子は今一度栄樹に向き直り、目礼すると立ち上がって握手を交わした。
「ご協力に感謝いたします。また、お話をうかがうことがあろうかと思いますが、よろしくおねがいします」
 杏子に続き、中田も立ち上がって席を後にしようとすると、
「中田さん、といいましたか?」
と、呼び止める声があった。
「はい?」
 中田が振り返ると、栄樹は言葉を探しているのか、ひとしきり呻ってから顔を上げた。
「私は学芸員という職種に誇りをもっています」
「はい」
「ですが。その私が言う言葉ではありませんが、外国の博物館の借り物である以上、私にはその品が本物であるか偽物であるか見極めることは至難なのです。いえ。恥ずかしい話ですが、そもそも真偽を判断する権もなければ、知識もないのです。我々はそれが本物であるとして、展示し保存に努力しなければなりません」
 中田はじっと、そう独白する紳士の横顔をみつめた。その言葉の中に、中田の疑問に対する答えをあると知って。
「それが、実情なのです」
 男の声は、少し疲れたような色があった。
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