2006 12 ≪  01月 12345678910111213141516171819202122232425262728293031  ≫ 2007 02
スポンサーサイト
--/--/--(--)
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
この記事のURL | スポンサー広告 | ▲ top
Virus 19
2007/01/31(Wed)
 背後からかけられた声は、あまりにも唐突で、しかもその場の雰囲気にそぐわない軽快なものだった。
 驚いて後ろを振り返ると、歳の頃は一季より二つ三つ歳上であろうか。明るいブラウンの肩が露出したシャツに黒のタンクトップ、ワインレッドのスカートを穿いた女性が、何やらうれしそうに笑いかけていた。
 背が高く、脚も長い。ついでに褐色気味の髪も腰までありそうだ。鼻梁はつんと高く、両の瞳は活力にあふれている。スカートとおそろいの色のベレー帽もよく似合っていた。アメリカのプレイボーイ誌の表紙を飾るにふさわしい美人だ。が、一季には、そしてつぐみにも見覚えがなかった。
 呆気にとられるふたりにはおかまいなく、その女性は話しかけてくる。
「きれいな宝石なんだけど、どうも人気はイマイチなのよね。みんな流血のいわくを気味悪がって、すぐ離れてっちゃう。でも、古美術にはそういうの、つきものなのにね?」
 どうやら、同意を求めているらしいことはわかるのだが、少なくとも一季は古美術への造詣は全くもって浅く、ここからは早く離れたい一人なのだが……。初対面というのに、それを感じさせない彼女の馴れ馴れしさに半ば閉口しつつの返事は「はぁ、そうなんですか」という全く気のないものだった。
 しかし、彼女はそのことに気分を害することもなかったようで、さらに語り始めた。
「そうよ。例えばツタンカーメンの呪い、とか。王墓の発掘にあたったスタッフが、スポンサーのカーナボン卿をはじめ次々と原因不明の死を迎えた。有名な話でしょう?」
 その話は一季も知っていた。しかし発掘隊の死は、長いこと外気と隔離されていたために室内に充満した窒素ガスのよるものと、それにマスコミの捏造が加わったためできた話とも聞いていた。それを言ってみると、
「そうらしいけどね」と彼女はあっさりと肯定した。
「でも、神秘主義者とか、一部のオカルトマニアは呪術説を信じているわ」
 ベレー帽の女性は一季たちから視線をずらすと、ガラスケースに近づいた。中腰になり鼻先がケースに触れるほど接近すると、ロード・オブ・ドラグーンをじっと見据えるようにした。
「わたしはどっちでもいいけどね。きれいだなって、それだけで。――それに、偽物じゃね。呪いも何もないわね」
「偽物……?これが?」
 一季は偽者と断言したことに驚いて、彼女の横顔を見つめた。
 その女性は、屈んだ拍子に前に垂れた髪を手櫛で後ろへ梳くと、視線を感じたのか横目で一季を捉え、
「ええ。真っ赤な、ね」
 と、事も無げに言ってのけた。
「信じられない?でも、連れのお譲ちゃんは私と同意見みたいだけど?」
 ベレー帽の女性の眼の動きに習って、一季も視線を下におろす。
「あたし……知らない」
 女性の登場からずっと黙ったままだった少女は、無表情のまま、それだけを口にした。
「そ?」
 ベレー帽の女性は意味ありげに笑うと、一枚の名刺を差し出した。『週刊古美術・ライター、広瀬美可』とある。
「明後日発売の号に、この石の記事が載るから、興味あったら買って読んでね。できればお譲ちゃんも」
 そう言い捨てて、美可はスタスタとその場を離れていった。

←人気blogランキングへの投票お願いしますm(__)mぺこ

スポンサーサイト
この記事のURL | 連載小説 | CM(0) | TB(0) | ▲ top
トンカツ25枚
2007/01/31(Wed)
20070131141859
今日のランチはMATUYA近くのビルの4階のカツ屋。国産豚ロースを0.3mmまで薄切りにしたやつを25枚重ねて揚げたんだとか。舌と上顎だけで噛み切れるからい。ごはんはおひつで出てくるところもいいね。
オススメは14時からの時間限定の丼モノ。少し割安で楽しめます(^^)b
この記事のURL | 日記 | CM(2) | TB(0) | ▲ top
韓国料理2件目
2007/01/30(Tue)
img041.jpg

またも韓国料理です。
石焼ビビンバにサラダとスープ、杏仁豆腐(?)で1000円↓
サラダ食べ放題(^-^)v
なにが違うって、箸が重くない!竹製ですた。
やっぱ箸はかるいほうがいいわ~~。

石焼ビビンバ。食べる前にタレかけて、ジュワ~~~っての最高でした(o^-')b

←人気blogランキングへの投票お願いしますm(__)mぺこ

この記事のURL | 日記 | CM(0) | TB(0) | ▲ top
モブログてすと
2007/01/29(Mon)
20070129005704

モブログって理解してなかったんですが、試してみました。
自分の携帯(?)はW-ZERO3【es】なんで、
ブログの投稿には最適なツールですが、
決めたテーマについてカキコするだけならモブログのが楽ですね。
写真は約一年前。前の携帯にあった写真を【es】に移したものです。
けっこう大きな写真なんですが、投稿できますね~~w
浜離宮の夜桜なんですが、ちょうどNHKが撮影にきていて、
普段の数倍のライトアップが美しさを際立たせていました。
今年も見事な桜を期待です。
その前に、梅にも期待!!

←人気blogランキングへの投票お願いしますm(__)mぺこ

この記事のURL | 日記 | CM(0) | TB(0) | ▲ top
Virus 18
2007/01/27(Sat)
 解説を眼で追ううちに、一季はうすら寒い感触を覚えた。人が居つかないのも道理である。見れば青緑の光も、何か不気味なものに感じられてくる。
 ガラスケースに写ったつぐみの顔も、心なしか青白い。宝石の発する淡い光のせいだけではあるまい。
「さ、行こうか」
 しかし、つぐみの華奢な左肩にかけた一季の手は、思いもかけない強い抵抗にあった。
 ピクリとも動かない。まるで彼女の足が床にしっかりと縫いつけられたようで、その両の瞳も魅了されたかのように宝石を凝視したまま、視線をはずそうとしない。そして一言だけ、つぶやいた。
「――違う……」
 何が違うというのか。一季は訊きかえしたが、軽く俯いたままのつぐみは口唇(くちびる)をつぐんで、何も応えてはくれなかった。そんな態度をするつぐみを一季は見たことがなかった。
 と、
「珍しいわね。この石にそんなに御執心だなんて」

←人気blogランキングへの投票お願いしますm(__)mぺこ


この記事のURL | 連載小説 | CM(0) | TB(0) | ▲ top
Virus 17
2007/01/24(Wed)
その空間は、背後の心を温かくしてくれるような華やかさとは全く異質の、無機的できらびやかな世界であった。この展覧会の目玉である、エルトリア皇室に眠れる秘宝の数々だ。中でもホールの真ん中で一際大きな人だかりをつくっているのは、世界の三大真珠のひとつ『アフロディーテの涙』を抱いた皇帝の錫杖であろうか。一季の場所からは人と人の間からちらりと覗ける程度でよくわからない。
つぐみによく見せてあげようと前に出ようとしたところを、当のつぐみの小さな手が掴んだ。
「こっち」
 彼女は大きな人だかりを横目に、ホールの隅の、誰も長く留まっていないガラスケースの前まで一季を連れてきた。
 そこにあったのは、照明の角度によるものか、青緑の光を放つ親指大の宝石だった。
丁度カメオのようなデザインで、黄金の竜の装飾で縁どってあった。ヨーロッパ的というより、むしろ東洋っぽいデザインだ。
「ロード・オブ・ドラグーン」
 つぐみが感情を欠いた声でつぶやく。
 それがこの石につけられた名前だと、一季は横の説明書きを読んで知った。
『古来より、持つものに永遠の命を与えるとされる宝石。後漢(現・中華人民共和国)よりシルクロードを通ってローマ皇帝に献上された品とされる。また、十九世紀初頭にエルトリア皇家にもたらされるまで度々その主をかえ、その都度流血をともなったことから斬血石とも呼ばれる。有名な所有者にヴラド・ツェペシュがいる』

←人気blogランキングへの投票お願いしますm(__)mぺこ

この記事のURL | 連載小説 | CM(0) | TB(0) | ▲ top
最近のレンヂ
2007/01/22(Mon)
最近のレンジってすごいね。
イロイロつくれちゃう。
いままで温める道具といか思っていたんですが、
どうしてどうして、ちゃんと調理器じゃないですか。
つくってみました。スペアリブ。われながら、まいう~~~
DSC00022.jpg


←人気blogランキングへの投票お願いしますm(__)mぺこ
この記事のURL | 日記 | CM(0) | TB(0) | ▲ top
ヤラセ
2007/01/21(Sun)
納豆で某番組がやっちゃいましたね↓
http://news.livedoor.com/article/detail/2988239/
スポンサー絡みかどうかは知りませんが、報道者としてはやってはいけないことですよね。
スーパーで、一時期品切れで、冷蔵庫スッカラカンなわけです。
納豆好きには迷惑な話でした。
メーカーはバイト増員したとか。どうするんでしょうね。メーカーにもバイトにも迷惑な話です。
やってはいけないこと。社会を構成する一担い手として、プロとしてやってはいけないこと。今一度、自分の言動を振り返る必要があるかもしれません。

←人気blogランキングへの投票お願いしますm(__)mぺこ
この記事のURL | 日記 | CM(0) | TB(0) | ▲ top
世界で二番目
2007/01/19(Fri)
今日のランチは、世界で二番目のパエリアの店。なんでもスペインの大会で準優勝したんだとか。
本番は夜ですかね。パエジャは十数種類、一人前からです。
昼はランチメニュー。今回はかにスープにハンバーグ、堅いパンにエスプレッソ。スペイン料理は塩加減が絶妙ですね(^O^)
img035.jpg


←人気blogランキングへの投票お願いしますm(__)mぺこ




この記事のURL | 日記 | CM(0) | TB(0) | ▲ top
Virus 16
2007/01/18(Thu)
 一季とつぐみが山手線に揺られて上野の国立美術館に着いたのは、午後三時をまわろうかという頃だった。
 エルトリアが日本との国交樹立を含め、観光年として力を入れはじめたことは度々のニュースで報じられている。この『エルトリアの秘宝展』も何度かテレビで紹介されているためだろうか、客のピーク時間はすでに過ぎているはずなのだが、客足が途切れる様子はなかった。午前中にあった空港爆破事件でそのエルトリアの皇太子が重症を負ったにも関わらず、だ。とは言え、警備員の数が尋常ではなかったが。
「つぐみちゃんの故郷、なんだよな。エルトリアって」
「そ、だよ。八歳まで向こうだった。エマリア近くのフィアナって小さな村。カトレアにフィン、元気してるかなー」
 つぐみは上機嫌だった。
 異国で遠い故郷を思う。一季には経験のないことだったが、きっと言葉にしている以上に感慨深いものに違いない。この秘宝展が開催されてから、彼女はそれこそ何度も一季に連れて行けとせがんでいたのだ。
 一歩足を踏み入れると、そこはライトアップされた民族衣装や、青地に金をあしらった女官の服など、華やかな色彩に溢れていた。
「へぇ、こんな服着てるのか」
「いつもは着ないよ。お祭りとか、お城にいくとかでもなきゃね」
 つぐみが一季のもらした感想におかしそうに笑う。
 それもそうか、と一季も笑う。日本でも、普段から和服を着ている人はそう滅多にいるものではない。そういう時代なのだ。
「城があるのか。」
「あるよ。町の真ん中に。おっきな塔があるの」
 と、つぐみは何を思いついたのか、展示室の入り口までもどって、壁のプレートを見上げている。観覧客が最初に読むべき基礎知識のようなものが書かれてあったはずだ。
 一季もつぐみの傍に立った。
 プレートには高い場所から街を見下ろしたような線画と説明書きがあった。円を描いたようなその街の中心には高い塔のような建物があり、そこを交点にして街を大通りが縦横に走っていた。皇都エマリアとある。
実際、城塞都市である皇都エマリアは高い城壁の内に存在する。日本の中世のそれとは異なり、西洋での都市設計では城の中に街が存在するのが一般的だ。エマリアの場合、三重の城壁の一番外側となる外壁から二番目の内壁までが市民の居住区で、その内壁より内側が皇家の敷地となっていて、各行政施設が集中して建っている。つぐみの言う塔のある城とは、正確にはさらに中壁のなかにある皇宮のことである。
 ふたりは声をひそめつつ、色とりどりの衣装を一通り眺め終わると、順路を示す矢印に従って次の区画へ歩を進めた。

←人気blogランキングへの投票お願いしますm(__)mぺこ

この記事のURL | 連載小説 | CM(3) | TB(0) | ▲ top
Virus 15
2007/01/15(Mon)
杏子はこの時、爆破現場の傍らで空港内を写したビデオを見ていた。その画面の一点を彼女は凝視している。その人物は衛兵の制服に身を包んでいるものの、ハンス=ルロイに間違いなかった。
 彼女は手元の書類に眼をやった。上層部から送られてきた資料だが、そこにはフルネームに年齢、数年前に養女を向かえたことと、外国語教室の塾長をしている、とだけある。
しかし、実際は……。
 彼女は視線を画面にもどした。
「……皇太子を狙った銃弾がそれて、エルトリア人の衛兵の一人に当たりました。爆発が起こったのは、その後十秒足らずといったところでしょうか。警察の……」
 警察の現場検証を背景に、どこかのテレビ局のリポーターが早口に報道している。
杏子の正面右に設置したブラウン管で、同じ顔が同じ内容を喋っていた。
杏子が向くと、画面はスタジオに切り替わり、頭頂部(てっぺん)の薄くなった下膨れの男がアップで映しだされた。中近東で紛争が起こる度に昼のワイドショーで見る顔だ。世間一般では高名な政治学者として通っているが、最近、十八歳になったばかりの娘と結婚した『オヤジ』として杏子は記憶していた。
「……つまり、ですね。これは日本とエルトリアとの国交樹立を阻まんとする過激派によるものであり、あくまで皇太子を狙ったもので、無差別テロなどではないのであります。
このことは、犯行グループが極めて指向性の高いL.S.U.という爆弾を使用したことからも証明されるわけです。L.S.U.というのはですね……」
 この後は長いうんちくが続きそうなので、杏子は正面のモニタに視線をもどした。
 L.S.U.が使用されたことは、杏子が成田に到着する前に警察がだした公式発表である。その判断根拠になったビデオが今、目の前に映し出されているものだ。おそらく、高名なオヤジは、そのL.S.U.は狙撃犯を逃すための援護、もしくは仕損じた際の、いわば保険として用意されていたものとコメントするであろう。杏子がすでに聞いているこの後の警察の公式発表がそのようなものだからだ。
 しかし、と彼女は考える。暗殺と言うのは一撃必殺を旨とするのではなかったか。だからこそこの手の犯行では、犯人側がもてる最も確実な手段をもって行われる。今回の場合はL.S.U.という高性能の爆弾があった。これだけで事足りるのだ。ならばなぜ、狙撃などという犯人側にとって危険な行為をも併用したのか。これにはひとつの憶測がなりたつ。先に高名なオヤジも口にした、日本とエルトリアの国交樹立の阻止である。テレビで放映されている内に、親善大使としてきた皇太子をできるだけ目をひく派手な方法で殺すことは、両国民ひいては両政府に不信感を植え付けるという意味では絶大的な効果をもつであろう。銃撃も爆弾も演出だという考え方だ。
 だが、彼女にはこの憶測に負に落ちない点があった。杏子はハンス=ルロイという人物を書類上とはいえ知っていた。だから気付くことができた。狙撃後真っ先に飛び出し、狙撃犯を追う護衛が彼であることを。それでテープを巻き戻してみれば、レーザーサイトがまず捕らえていたのはハンスであった。
 狙われたのは皇太子ではなく、最初からハンス=ルロイという一衛兵。
――衛兵ひとり殺してなんになる?
それとも、ハンスという人物は皇太子と特別親しかったのだろうか。特に親しい人物を傍におくということは古今よくある。そうした場合、心理的に追い詰める意味で有用ではある。
 杏子はモニタに写る皇太子を凝視した。
 変、だった。その表情には悲しみも驚きもなかった。むしろ、にこやかでさえある。表情が凍りついているのならば理解できる。精神的衝撃は人から得てして表情を奪う。しかし……。
――違う
 そう感じるとともに、やはりとも思う。
 皇太子の表情の意味するところまではわからないが、少なくとも彼とハンス=ルロイとの間に主従をこえた友情のようなものはないようだ。
 皇太子とはそれほど親しいわけでもなく、まして衛兵だから狙われた、というわけでもあるまい。衛兵の代わりなどいくらでもいるのだ。と、なると、ハンス=ルロイであった理由。杏子には一つだけ思い当たる節があった。彼女の内で警報が鳴り響いた。
 彼女はパイプ椅子を倒す勢いで立ち上がると、ショルダーバッグを引っ掴み空港の外へと駆け出した。

人気blogランキングへの投票おねがいしますm(__)mぺこ
この記事のURL | 連載小説 | CM(0) | TB(0) | ▲ top
今日の目覚め
2007/01/14(Sun)
今朝の目覚めは、ひどく憂鬱だった。
カップスープのお湯をわかすのすら億劫というか。
夢で見た、前の恋人との険悪な雰囲気。
分かれる少し前あたりの感情。言葉。
そういうのが一気に胸を押しつぶした。

ぼーーっとしていたら、午後2時。
ふと思いついたのは、
「明日から、電気ポットつかうか・・・」

人気blogランキングへの投票おねがいしますm(__)mぺこ
この記事のURL | 日記 | CM(0) | TB(0) | ▲ top
でざいん一新
2007/01/12(Fri)
いや、テンプレと音楽変えただけなんですけどね。
いい感じなのでお借りしてきました(^-^)v
この記事のURL | 日記 | CM(0) | TB(0) | ▲ top
Virus 14
2007/01/11(Thu)
 刻を三〇分程さかのぼる。
「飯野警視、織倉一季と思われる男が女の子連れで出てきました。追いますか?」
 携帯電話から中田の声がする。杏子の携帯は、折りたたみ式のパールホワイトだ。ストラップはカバをデフォルメしたようなマスコットが揺れている。数年前に流行ったアニメキャラらしいのだが、趣味が良いとは言いがたい。本人はえらく気に入っているようなので、中田をはじめ周囲は何も言わないが。
「ん。確認できたのね?じゃ、キミはその子らを尾行。そっちには別の奴をまわす」
「しかし、見張りのいない時間ができてしまいますが?」
「仕方がないでしょ。名目上とはいえ、最優先しなくちゃならないのは織倉青年の護衛なんだから」
 そう言うと、杏子は送話口を塞がずに周りの人間に指示をとばした。
「兵頭が本庁に残ってたわよね?中田クンと見張り交代するように伝えて」
 その大声が中田の鼓膜を打ったのか、しばらくしてから「了解しました」と返事があって切れた。

人気blogランキング
 
この記事のURL | 連載小説 | CM(0) | TB(0) | ▲ top
韓国料理
2007/01/09(Tue)
今日のお昼は韓国料理。
例によってガス燈通りです。
16時までやってるのがありがたい。
14時以降がコーヒーサービスなのもうれしい。
しかし、韓国の箸って重いよね?握力腕力あがりそうw
img034.jpg


人気blogランキング
この記事のURL | 日記 | CM(0) | TB(0) | ▲ top
Virus 13
2007/01/07(Sun)
 ハンスはそれを横目で確認してから、外へと続くドアを開いた。当然そこにいるはずの一季とつぐみを呼び入れるためだ。しかし、そこにはふたりの姿はなく、かわりにドアに挟まっていたのであろうか、紙切れが一枚宙をヒラヒラと舞った。
 ハンスは慌てて摑みとる。
 その紙には『国立美術館に行ってきます』と書かれてあった。筆跡は間違いなく一季のものだ。
 舌打ちしつつ、ハンスは一季の携帯をよびだす。
応答はあっけないくらいすぐに返ってきた。ただ、ひどく慌てた様子で、加えて雑音がひどい。ハンスにはその雑音が電車のものであるとわかった。
はたして、予想通り電車に乗っているようで、「降りてから掛けなおします」と言って切られてしまった。
事態を把握しているハンスとしては、こんなときに……と思わずにはいられず、実に腹立たしいのだが、一季にはその事情を話していないのだから仕方がない。より正確に言えば、話せないでいた、なのだが。
と、ふと思い当たった彼は、ブラインドの隙間から外の様子を窺った。彼が帰ってきたときに隠れるようにしていた刑事が、その場にいないことを確認する。勤勉な日本の警察官が職務を遂行していると信じたい。
それから程なくして電話が掛かってきた。
「ハンス・ルロイ。安心しろ。おまえは自分のすべきことをはたせ」
 少女の声が少女とは思えない口調で一方的に言って電話は切られた。
しかし、ハンスにはそれで充分だった。
彼はスーツのポケットから車のキーを取り出すと、留守番兼連絡係をキャシーに任せ、
「行ってくる」
と、一瞥して静かにドアを閉めた。

人気blogランキング
この記事のURL | 連載小説 | CM(0) | TB(0) | ▲ top
クロワッサン
2007/01/06(Sat)
本日より始業。
あいさつがてら職場の向かいでランチ。
ガス燈通りにあるこの店は、店主が陶芸もしていて、
料理の器も凝っています。
たのんだのはオムハヤシ。
左に写ってるクロワッサンは食べ放題で、
このあとにコーヒーとデザートがついてきます。
店主のススメでクロワッサンに
ピーナッツクリームつけて食べたのが絶品でした(o^-')b
クロワッサン

人気blogランキング
この記事のURL | 日記 | CM(3) | TB(0) | ▲ top
Virus 12
2007/01/03(Wed)
 白いセダンがそのビルの地下駐車場に潜り込んだのは、それから2時間ほどたってからだった。
「あ、一季クン。おかえんなさ~い」
 バイト先の塾の扉を開けると、小さな女の子が飛びついてきた。同時に「ていっ」と一季の腹に拳をみまう。たいして痛くはない。いつものふたりのコミュニケーションである。
「ただいま、つぐみちゃん」
 一季はそのつぐみの頭をクシャクシャと撫でる。
 そのすぐ後ろから黒服に金髪碧眼の青年が入ってきた。
「ああ、ハンス。おつかれさまです」
 流し台で洗い物をしていたキャシーも手を拭いて出迎えた。
「お茶にします?」
「いや、いい。すぐにまた出る」
 ハンスと呼ばれた青年は申し出を断って、それから一季を一瞥する。
ハンスの意をくみとって、一季はつぐみの肩を押して外へ出て行った。
それを確かめてからハンスは口を開いた。
「筋書きが変わっていた。狙撃されたのは私だったよ」
「狙撃犯は?」
 たいして驚いた風もなく、キャシーは言葉を返す。
「逃げられた。だが、だいたいの見当はついている。これから確かめにいくつもりだ。おまえたちのほうは?」
「警察庁が動いたようです。監察部管理官とその部下の警部補がここに来ました」
 杏子と中田のことだ。
 言って、キャシーはプリントアウトされていた紙を手渡す。
 それを受け取ったハンスは軽く目を通し、ブラインドの方を見た。
「外に一人いたな。あいつか。しかし、日本警察の力を借りねばならんとは、な」
 嘆息するハンスにキャシーが、先に断られたはずのコーヒーを飲むように促した。
「でも、これ以上頼りになる組織もないのではありません?」
「検挙率はいいけどな。ガードじゃない。それに検挙の方だって疑わしい。実際には年間八万もの行方不明者をだしている」
 そう言ってコーヒーを一口啜った。
 日本は平和な国と言われている。しかし、
一年で八万もの行方不明者が出ているというのは彼の言うとおりだ。夜逃げからホームレス、昨今TVを賑わしている隣国による拉致問題と様々ではあるが、中には事故や事件に巻き込まれた可能性のある『特異家出人』とされる人々がいる。これが二万人に達するまでになっているのだ。このうち半分が殺人にあったとして、一万弱という数字だ。それらは犯行であるのか、それすらわかっていないのだから、つまりは一年間でそれだけの完全犯罪が成立したと言ってよかろう。
「日中は大丈夫だろうが、じきにここも危なくなる。警察がアテになりそうもなければ、おまえとつぐみで一季を守れ」
ハンスは飲みかけのコーヒーをテーブルの上に置くと、小振りの拳銃を奥の部屋から持って来て、弾丸の装填をしはじめた。
「つぐみも、ですか?」
「そうだ。アレはそのためにいるのだろう?違ったか?」
装填を終え、確認を一通り済ますと、キャシーに持っておくよう促す。必要ないから、と拒否する彼女に、それでも護身用にと押し付けるようにする。
「アレは自分が何をすべきか知っている」
「わかりました」
 そう応えた彼女が、つぐみという少女を盾とすることを了承したのか、銃を手にすることに同意したのかはわからない。が、しかたなく、といった感じで頷き、銃を懐にしまった。

人気blogランキング


この記事のURL | 連載小説 | CM(0) | TB(0) | ▲ top
謹賀新年
2007/01/01(Mon)
あけましておめでとうございます。
今年もよろしゅうにm(_ _)m

みなさんは初詣どうでしたか?
実家ちかくの八坂神社にいってきました。
0時の花火と同時に遠くからでも、
賽銭箱に投げ入れるんです。
えぇ、頭に小銭がぶつかりますね(-_-;)
その後ふるまわれる甘酒うまーーーでした。
この記事のURL | 日記 | CM(7) | TB(0) | ▲ top
| メイン |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。