2006年 11月
29日(水)
27日(月)
25日(土)
21日(火)
18日(土)
16日(木)
15日(水)
14日(火)
13日(月)
13日(月)
ネット不調つづく
11/29/2006(Wed)
なんというか、P2P近辺で流行なんですかね?
夜になるとネットにつながりません。
おかげで、小説は順調に進んでますが。
また土曜にでもUPします。
お楽しみに^^
夜になるとネットにつながりません。
おかげで、小説は順調に進んでますが。
また土曜にでもUPします。
お楽しみに^^
Virus 4
11/27/2006(Mon)
ウェイトレスが下がったのを見計らって、杏子は真面目な顔をつくった。
「一週間前、今日来日を予定しているエルトリアの皇太子の護衛が公安にまわったのは覚えているでしょう?」
もちろん忘れているはずがない。たかだか七日前の話であるし、公安部あげての厳戒態勢で臨むというのだ。今朝、中田と同僚の赤坂と塩見もなぜか応援に成田へ向かった。
と、眼の前に一枚の写真が差し出された。
灰色のTシャツにGパン。上に白のシャツをはおっただけの地味な服装ではあるが、エルトリアのアリウス皇太子に間違いない。資料で何度も見た顔だ。
「エルトリアの皇太子ですね」
中田は声のトーンを低くして上司に確認した。当然、その声音には相手の肯定を期待するものが含まれている。
が、
「違うわ」
そう言って杏子はA4サイズの封筒をとりだした。
「織倉一季、一九歳。日本人よ」
「まさか」と目をむく中田に、杏子は封筒ごと書類を手渡した。
そこには確かに日本人とあった。
「三日前、つまり二〇日にエルトリア大使館からの皇太子の警護依頼と前後して、エルトリア本国からも外務省を通して日本政府に依頼があったの。内容は、その彼のボディガード」
どぉ?と杏子はいたずらっぽく微笑(わら)う。
「どお、と訊かれましても……。」
「率直にどう思ったかって訊いてるの」
杏子が上目づかいで身をのりだす。
「変、ですね。」
「変、と言うより出来過ぎという感じがしない?」
確かに、と中田も思う。日本とほとんど国交などなかった国から、日本人の一個人を守れと言ってきたのだ。そして、その日本人は皇太子と瓜二つというのだ。勘ぐるな、というほうが無理であろう。だから、彼女はこう訊いてくるのだ。
「本物の皇太子はどっちだと思う?」
「と、いいますと?」
「影武者」
杏子は一呼吸おいた。
「可能性としてよ。エルトリアは先皇帝が死んで一年がたっている。だけど、いまだに皇帝不在のまま。つまり、皇太子に即位できない事情があるんじゃないかな?例えば、反皇太子勢力に国権の大半を握られていて、命も狙われているとか」
「それで影武者、ですか?」
中田は眉根を寄せた。杏子の言葉は飛躍しすぎていて、彼には小説の読みすぎとしか思えなかったが、その反面、ありえない話でもないと感じるところもあり、聞き返した。
「あくまで想像の域だけどね」
そこで一旦言葉を切って、杏子は視線を宙に彷徨わせた。
「どっちだろ?」
「普通、表に立つのが影武者ですね」
確かにね、と彼女は言う。しかし、どうもしっくりきていない風がある。
「そんな皇子様が外国で一般ピープルとして……なんてね。おとぎ話じゃあるまいし」
「はい」
その言葉には素直に頷けた。
「でも上層部はそう考えたみたいね。それでウチに二人の相関についての調査命令がおりたのよ。名目はあくまで彼――織倉一季の護衛だけど」
「監察部に、ですか?」
要人護衛の任は、本来公安部か、もしくはシークレット・サービスにある。警察組織内部を調査する監察部では管轄外もいいところだ。
「そ。いくら怪しい依頼でも、エルトリアの名できている以上、上層部は無視できないでしょう?政治的配慮ってやつね。だからといって、公安は皇太子の護衛で出払ってるし。それで一番暇そうにしているウチに、みたいよ」
杏子は笑ってはいるが、中田としては心底憂鬱な気分になった。お役所お得意のタライ廻しというやつだ。それで仕事のない自分たちにおこぼれで仕事がまわってきたわけだ。
「はぁ〜」
自然と溜息がでた。
「一週間前、今日来日を予定しているエルトリアの皇太子の護衛が公安にまわったのは覚えているでしょう?」
もちろん忘れているはずがない。たかだか七日前の話であるし、公安部あげての厳戒態勢で臨むというのだ。今朝、中田と同僚の赤坂と塩見もなぜか応援に成田へ向かった。
と、眼の前に一枚の写真が差し出された。
灰色のTシャツにGパン。上に白のシャツをはおっただけの地味な服装ではあるが、エルトリアのアリウス皇太子に間違いない。資料で何度も見た顔だ。
「エルトリアの皇太子ですね」
中田は声のトーンを低くして上司に確認した。当然、その声音には相手の肯定を期待するものが含まれている。
が、
「違うわ」
そう言って杏子はA4サイズの封筒をとりだした。
「織倉一季、一九歳。日本人よ」
「まさか」と目をむく中田に、杏子は封筒ごと書類を手渡した。
そこには確かに日本人とあった。
「三日前、つまり二〇日にエルトリア大使館からの皇太子の警護依頼と前後して、エルトリア本国からも外務省を通して日本政府に依頼があったの。内容は、その彼のボディガード」
どぉ?と杏子はいたずらっぽく微笑(わら)う。
「どお、と訊かれましても……。」
「率直にどう思ったかって訊いてるの」
杏子が上目づかいで身をのりだす。
「変、ですね。」
「変、と言うより出来過ぎという感じがしない?」
確かに、と中田も思う。日本とほとんど国交などなかった国から、日本人の一個人を守れと言ってきたのだ。そして、その日本人は皇太子と瓜二つというのだ。勘ぐるな、というほうが無理であろう。だから、彼女はこう訊いてくるのだ。
「本物の皇太子はどっちだと思う?」
「と、いいますと?」
「影武者」
杏子は一呼吸おいた。
「可能性としてよ。エルトリアは先皇帝が死んで一年がたっている。だけど、いまだに皇帝不在のまま。つまり、皇太子に即位できない事情があるんじゃないかな?例えば、反皇太子勢力に国権の大半を握られていて、命も狙われているとか」
「それで影武者、ですか?」
中田は眉根を寄せた。杏子の言葉は飛躍しすぎていて、彼には小説の読みすぎとしか思えなかったが、その反面、ありえない話でもないと感じるところもあり、聞き返した。
「あくまで想像の域だけどね」
そこで一旦言葉を切って、杏子は視線を宙に彷徨わせた。
「どっちだろ?」
「普通、表に立つのが影武者ですね」
確かにね、と彼女は言う。しかし、どうもしっくりきていない風がある。
「そんな皇子様が外国で一般ピープルとして……なんてね。おとぎ話じゃあるまいし」
「はい」
その言葉には素直に頷けた。
「でも上層部はそう考えたみたいね。それでウチに二人の相関についての調査命令がおりたのよ。名目はあくまで彼――織倉一季の護衛だけど」
「監察部に、ですか?」
要人護衛の任は、本来公安部か、もしくはシークレット・サービスにある。警察組織内部を調査する監察部では管轄外もいいところだ。
「そ。いくら怪しい依頼でも、エルトリアの名できている以上、上層部は無視できないでしょう?政治的配慮ってやつね。だからといって、公安は皇太子の護衛で出払ってるし。それで一番暇そうにしているウチに、みたいよ」
杏子は笑ってはいるが、中田としては心底憂鬱な気分になった。お役所お得意のタライ廻しというやつだ。それで仕事のない自分たちにおこぼれで仕事がまわってきたわけだ。
「はぁ〜」
自然と溜息がでた。
ネット回線不調
11/25/2006(Sat)
最近しょっちゅう接続できないんです。某ケーブル会社のなんですが。
コールセンターに電話しても、長い自動音声の後
「そのような障害はおきておりません」
で、今日また不調なんでTELいれたら「21日よりネット障害が。。。」
はぁ!?
電話したの23日だぞ。ヲイ(怒
コールセンターに電話しても、長い自動音声の後
「そのような障害はおきておりません」
で、今日また不調なんでTELいれたら「21日よりネット障害が。。。」
はぁ!?
電話したの23日だぞ。ヲイ(怒
Virus 3
11/21/2006(Tue)
同じころ、中田は立ちつくしていた。
新宿駅東口、アルタ前。
若い男女が人待ち顔で、あるいはカップルで屯するような場所が総じて苦手である彼は、「回れ右」をしたくなるのを必死にこらえていた。
父は某有名私立大で法学研究室に身をおく研究者。母は中学教師という家庭に生まれた彼は名前を義(よし)仁(ひと)といい、今では警察官になっていた。そんな環境で育ったためか、渋谷でナンパに精をだす若者には理解できないであろう、ある種の妙な劣等感をもっていた。こういった場所で自分が周囲から浮きまくっているのではないかという不安。実際、長身で端正な顔立ちの彼は人目をひくものの、変なふうに浮くはずもないのだが、そういった劣等感が浮いているように思わせているとは、当の本人は露知らず、である。そのことを見抜いている年下の上司は彼のそんなところを妙に気に入ってしまったらしく、いつも中田をからかって遊んでいた。
だからこう思ってしまうのである。
――絶対に、イジメだ。
中田は水色の空を仰いだ。
そうでなければ、この界隈を通らなくてはならない場所で待ち合わせる理由がない。
距離にして二〇〇メートル弱といったところか。目的の喫茶店はすでに正面に捉えている。あと少し歩を進めればよい。たかがそれだけのことだが、その一歩を踏み出せずにいる自分がいた。
しかし、いつまでもこうしているわけにはいかない。上司はこと時間には厳しいのだ。それに、長い間こんなところにつっ立っているのは阿呆のようではないか。これ以上、若者たちの好奇の視線には耐えられなかった。
「くそ」
ほとんど自棄になって、彼にとっては未開の地への一歩を踏み出した。重力六分の一の砂地を軽やかにステップしたアームストロング船長のそれとはかけ離れた、うつむき加減の異常に速い一歩ではあったが。
『Coffee Restaurant Agasa』の扉をカランと鳴らしたのは、その一分後のことであった。
窓際のテーブルについていた上司が上機嫌に手を挙げたのがわかった。
怒ってはいない。肩透かしを喰らった気分である。前に、この上司との待ち合わせに遅刻をした男が、さる田舎の交番にとばされたという噂を聞いていたので、怒鳴られるくらいの覚悟はしていたのだが。どうやら直立不動状態は自分で思っていたほど長くはなかったようだ。人間、ああいった緊張状態では実際よりも時間を長く感じるものなのだなと自分を納得させて上司に近寄った。
道路に面した大きめの窓から差し込む陽の光が、ともすれば冷たく感じられがちな黒を基調とした店内の調度をやさしく包み込み、ゆったりとした心地よさを演出していた。
「飯野警視、おまたせしました」
飯野杏子――それが上司の名だ。
中田の三期後輩にあたる彼女は、日本屈指の名門国立大を卒業した才媛で、当然のごとくキャリアである。現在(いま)は警視庁監察部管理官に納まってはいるが、いずれ刑事部長、ゆくゆくは警察庁長官にでもなるのだろうか。
しかし、あれだな。と、中田は思う。自分より三期下ということは二七才前後であるはずだ。だが、どうみてもそれより四、五歳は若く見える。こうして真正面で向かい合うとそれが際立つ。
「何?……何かついてる?」
中田の視線に気づいたらしく、彼女は訝しげに訊いてきた。
「いえ……」
女性の顔は直視するものではないらしい。中田は今さらながらそのことを知った。言い訳が難しいのだ。
と、今度は杏子のほうがまじまじと中田の顔を見つめていた。
一瞬にして鼓動が速くなる。
杏子は唇に紅をさす程度で、化粧っ気がほとんどない。だからよけいに幼く見られるのだが、化粧などの魔力を借りずとも美人なのである。
そんな美人に見つめられて緊張するなというほうが無理な話だ。しかも、中田、なのである。女性経験など数えるほどしかなく、当然の反応だ。
そんな中田ではあるが、向かい合う上司の目尻がひくついているのに気付くのにそう時間を要しなかった。よく見れば、涙まで浮かべている。
何事かと思って、訊いてみようとやや身をのりだした瞬間、とうとう彼女は声をあげて笑いだした。
曰く、
「中田クンたら、もー最高!いい味だしてるよ、キミぃ」
自分は何かやらかしたのであろうか。膝の上で握った拳の内がじっとりと汗ばむのを感じる。
「中田クンって、普段、ポーカーフェイスっていうの?あんまし感情を表に出さないじゃない。それが、あの顔……。スゴイね、百面相」
あの顔と言われて思いつくのは、先の直立不動状態からここまで歩いて来るまでの形相しかない。中田はとっさに理解した。杏子の機嫌がよかった理由(わけ)。涙の理由(りゆう)。彼女は傍の大窓からずっと観察して、ほくそ笑んでいたのである。
「警視、なんでこんなところに呼び出したのかわかりましたよ。ひどい。あんまりです」
声が震えているのが自分でもわかる。
「こんなとこ、はないでしょう?」
ねぇ?と、水をトレイにのせてきたウェイトレスに同意を求めつつ、杏子は中田が聞いたこともない言葉で二、三品注文した。
「中田クンもいいわね?」と訊いてきたが、
横文字の料理なぞ、とんと疎い中田としては不承不承頷くしかなかった。彼女もそんなことは百も承知で、一応了解を得ようとしただけであった。
「それに、こーゆー所じゃないとできない話もあるのよ」
新宿駅東口、アルタ前。
若い男女が人待ち顔で、あるいはカップルで屯するような場所が総じて苦手である彼は、「回れ右」をしたくなるのを必死にこらえていた。
父は某有名私立大で法学研究室に身をおく研究者。母は中学教師という家庭に生まれた彼は名前を義(よし)仁(ひと)といい、今では警察官になっていた。そんな環境で育ったためか、渋谷でナンパに精をだす若者には理解できないであろう、ある種の妙な劣等感をもっていた。こういった場所で自分が周囲から浮きまくっているのではないかという不安。実際、長身で端正な顔立ちの彼は人目をひくものの、変なふうに浮くはずもないのだが、そういった劣等感が浮いているように思わせているとは、当の本人は露知らず、である。そのことを見抜いている年下の上司は彼のそんなところを妙に気に入ってしまったらしく、いつも中田をからかって遊んでいた。
だからこう思ってしまうのである。
――絶対に、イジメだ。
中田は水色の空を仰いだ。
そうでなければ、この界隈を通らなくてはならない場所で待ち合わせる理由がない。
距離にして二〇〇メートル弱といったところか。目的の喫茶店はすでに正面に捉えている。あと少し歩を進めればよい。たかがそれだけのことだが、その一歩を踏み出せずにいる自分がいた。
しかし、いつまでもこうしているわけにはいかない。上司はこと時間には厳しいのだ。それに、長い間こんなところにつっ立っているのは阿呆のようではないか。これ以上、若者たちの好奇の視線には耐えられなかった。
「くそ」
ほとんど自棄になって、彼にとっては未開の地への一歩を踏み出した。重力六分の一の砂地を軽やかにステップしたアームストロング船長のそれとはかけ離れた、うつむき加減の異常に速い一歩ではあったが。
『Coffee Restaurant Agasa』の扉をカランと鳴らしたのは、その一分後のことであった。
窓際のテーブルについていた上司が上機嫌に手を挙げたのがわかった。
怒ってはいない。肩透かしを喰らった気分である。前に、この上司との待ち合わせに遅刻をした男が、さる田舎の交番にとばされたという噂を聞いていたので、怒鳴られるくらいの覚悟はしていたのだが。どうやら直立不動状態は自分で思っていたほど長くはなかったようだ。人間、ああいった緊張状態では実際よりも時間を長く感じるものなのだなと自分を納得させて上司に近寄った。
道路に面した大きめの窓から差し込む陽の光が、ともすれば冷たく感じられがちな黒を基調とした店内の調度をやさしく包み込み、ゆったりとした心地よさを演出していた。
「飯野警視、おまたせしました」
飯野杏子――それが上司の名だ。
中田の三期後輩にあたる彼女は、日本屈指の名門国立大を卒業した才媛で、当然のごとくキャリアである。現在(いま)は警視庁監察部管理官に納まってはいるが、いずれ刑事部長、ゆくゆくは警察庁長官にでもなるのだろうか。
しかし、あれだな。と、中田は思う。自分より三期下ということは二七才前後であるはずだ。だが、どうみてもそれより四、五歳は若く見える。こうして真正面で向かい合うとそれが際立つ。
「何?……何かついてる?」
中田の視線に気づいたらしく、彼女は訝しげに訊いてきた。
「いえ……」
女性の顔は直視するものではないらしい。中田は今さらながらそのことを知った。言い訳が難しいのだ。
と、今度は杏子のほうがまじまじと中田の顔を見つめていた。
一瞬にして鼓動が速くなる。
杏子は唇に紅をさす程度で、化粧っ気がほとんどない。だからよけいに幼く見られるのだが、化粧などの魔力を借りずとも美人なのである。
そんな美人に見つめられて緊張するなというほうが無理な話だ。しかも、中田、なのである。女性経験など数えるほどしかなく、当然の反応だ。
そんな中田ではあるが、向かい合う上司の目尻がひくついているのに気付くのにそう時間を要しなかった。よく見れば、涙まで浮かべている。
何事かと思って、訊いてみようとやや身をのりだした瞬間、とうとう彼女は声をあげて笑いだした。
曰く、
「中田クンたら、もー最高!いい味だしてるよ、キミぃ」
自分は何かやらかしたのであろうか。膝の上で握った拳の内がじっとりと汗ばむのを感じる。
「中田クンって、普段、ポーカーフェイスっていうの?あんまし感情を表に出さないじゃない。それが、あの顔……。スゴイね、百面相」
あの顔と言われて思いつくのは、先の直立不動状態からここまで歩いて来るまでの形相しかない。中田はとっさに理解した。杏子の機嫌がよかった理由(わけ)。涙の理由(りゆう)。彼女は傍の大窓からずっと観察して、ほくそ笑んでいたのである。
「警視、なんでこんなところに呼び出したのかわかりましたよ。ひどい。あんまりです」
声が震えているのが自分でもわかる。
「こんなとこ、はないでしょう?」
ねぇ?と、水をトレイにのせてきたウェイトレスに同意を求めつつ、杏子は中田が聞いたこともない言葉で二、三品注文した。
「中田クンもいいわね?」と訊いてきたが、
横文字の料理なぞ、とんと疎い中田としては不承不承頷くしかなかった。彼女もそんなことは百も承知で、一応了解を得ようとしただけであった。
「それに、こーゆー所じゃないとできない話もあるのよ」
ボジョレー
11/18/2006(Sat)
いまさらですが、ボジョレー解禁ですね。
今年のボジョレーは酸味強くないのかな?
東京国際フォーラムで一杯と、バーで飲んだだけですが、そんな感じがしました。
特に後者、銀座のINFINIってバーなんですが、まろやかでした。
ボジョレーってのは祭りで味は・・・と思ってましたが、
そうではないんですね〜
今年のボジョレーは酸味強くないのかな?
東京国際フォーラムで一杯と、バーで飲んだだけですが、そんな感じがしました。
特に後者、銀座のINFINIってバーなんですが、まろやかでした。
ボジョレーってのは祭りで味は・・・と思ってましたが、
そうではないんですね〜
冗談でなく
11/16/2006(Thu)
趣味でネトゲで遊ぶことがあるのですが、最近良く落ちるんです。
いろいろ設定いじったりしていたら、
いたんですよ
トロイの木馬・・・
とりあえず隔離成功。削除。
フォーマットしたほうがいいのかな?(・ω・)
いろいろ設定いじったりしていたら、
いたんですよ
トロイの木馬・・・とりあえず隔離成功。削除。
フォーマットしたほうがいいのかな?(・ω・)
Virus 2
11/15/2006(Wed)
第一章
ハイウェイ・ヒュプノシスという現象をご存知だろうか。ギリシャ神話における眠りの神ヒュプノスを語源とし、あえて日本語に訳せば高速道路催眠現象。代わり映えのしない景色と麻痺したスピード感覚が脳を不活性化させて、ある種のトランス状態をつくりだすことだが、それに反発しようと無意識下で刺激を求めた結果、ありもしない虚像を作りだしてしまうことがある。高速道路に現れる幽霊といわれるもの、その大半がこの現象による。
そういった幻を見ないまでも、高速道路において脳の不活性化は否めない。そこで織倉一季は眠気覚ましにとミントのガムを口に放り込んだ。眠気覚ましと言えば、今では錠剤状のミントが主流になりつつあるようだが、噛むという行為自体に脳を活性化する作用があると昼のテレビ番組で知ってから、彼はこちらを愛用するようになっていた。
ただでさえ今朝の目覚めは悪かった。
――ここは……、どこだ?
見慣れたはずの天井。そこに貼り付けてある高校時代にもらった土産のタペストリー。スタンドの中から微笑いかけてくる養父母の写真。それらがみな他人の物であるかのような奇妙な違和感。例えるなら、小学校時代、隣のクラスに入ったときに感じた空気の差。そんな感覚に似ていた。
――かなり寝惚けているな。もう二年も住み込んでいるのに。
物心ついたときには孤児院にいた。自分を証明できるものを何一つ持っていなかった。
肉親を名乗る者は一人として現れず、当然住民票もない。黒髪ではあるものの青い瞳をしていたので、日本国籍があるかすら不明であった。唯一、産着にマジックか何かで書かれてあった「一」ないし「1」、いや単に棒線であっただけなのかもしれないが、ただそれだけが、自分に関わった何者かの存在を現していた。「一季」という名を与えてくれたのはその孤児院の院長だった。
中学校に入って、織倉の老夫婦の養子になったが、十七の夏に養父が、それからさして間をおかずして養母も他界してしまい、今では知人のつてで、外国語スクールの一室で住み込みのバイトをして生活をしている。
そこの塾長が海外出張から帰ってくるというので、それを出迎えに行く途中であった。
成田まであと三キロメートルの標識が、そのブルーの瞳に飛び込んできた。
ハイウェイ・ヒュプノシスという現象をご存知だろうか。ギリシャ神話における眠りの神ヒュプノスを語源とし、あえて日本語に訳せば高速道路催眠現象。代わり映えのしない景色と麻痺したスピード感覚が脳を不活性化させて、ある種のトランス状態をつくりだすことだが、それに反発しようと無意識下で刺激を求めた結果、ありもしない虚像を作りだしてしまうことがある。高速道路に現れる幽霊といわれるもの、その大半がこの現象による。
そういった幻を見ないまでも、高速道路において脳の不活性化は否めない。そこで織倉一季は眠気覚ましにとミントのガムを口に放り込んだ。眠気覚ましと言えば、今では錠剤状のミントが主流になりつつあるようだが、噛むという行為自体に脳を活性化する作用があると昼のテレビ番組で知ってから、彼はこちらを愛用するようになっていた。
ただでさえ今朝の目覚めは悪かった。
――ここは……、どこだ?
見慣れたはずの天井。そこに貼り付けてある高校時代にもらった土産のタペストリー。スタンドの中から微笑いかけてくる養父母の写真。それらがみな他人の物であるかのような奇妙な違和感。例えるなら、小学校時代、隣のクラスに入ったときに感じた空気の差。そんな感覚に似ていた。
――かなり寝惚けているな。もう二年も住み込んでいるのに。
物心ついたときには孤児院にいた。自分を証明できるものを何一つ持っていなかった。
肉親を名乗る者は一人として現れず、当然住民票もない。黒髪ではあるものの青い瞳をしていたので、日本国籍があるかすら不明であった。唯一、産着にマジックか何かで書かれてあった「一」ないし「1」、いや単に棒線であっただけなのかもしれないが、ただそれだけが、自分に関わった何者かの存在を現していた。「一季」という名を与えてくれたのはその孤児院の院長だった。
中学校に入って、織倉の老夫婦の養子になったが、十七の夏に養父が、それからさして間をおかずして養母も他界してしまい、今では知人のつてで、外国語スクールの一室で住み込みのバイトをして生活をしている。
そこの塾長が海外出張から帰ってくるというので、それを出迎えに行く途中であった。
成田まであと三キロメートルの標識が、そのブルーの瞳に飛び込んできた。
おいしいコーヒーのいれ方
11/14/2006(Tue)
前の恋人が村山由佳さんの小説「おいしいコーヒーのいれ方」にハマっていて、
それから読むようになりました。
もともとはJump−J-Booksという新書版だったのですが、文庫版もでています。
10年たったいまでも新書も毎年出ていて、文庫より二年分先じているようです。
小説の中に左にUPしているリンクは、その小説中に登場する楽曲を集めたもの。
純粋にオムニバスの洋楽CDとしても楽しめますよ。
中には今もCMなんかで流れる名曲ばかりです。
おいコー読みつつコーヒータイムに、そっとかけるナツメロ。
はっしーのオススメ(o^-')b
それから読むようになりました。
もともとはJump−J-Booksという新書版だったのですが、文庫版もでています。
10年たったいまでも新書も毎年出ていて、文庫より二年分先じているようです。
小説の中に左にUPしているリンクは、その小説中に登場する楽曲を集めたもの。
純粋にオムニバスの洋楽CDとしても楽しめますよ。
中には今もCMなんかで流れる名曲ばかりです。
おいコー読みつつコーヒータイムに、そっとかけるナツメロ。
はっしーのオススメ(o^-')b
Virus 1
11/13/2006(Mon)
VIRUS
序
眠らない街、東京。
その東京がほんの一秒だけ闇に包まれたことがある。I.T.HAZARD――。情報が電子という人では認識できないもので扱われはじめて十数年、それはおこった。
三ヶ月前、突如東京を襲ったそのネットワーククライシスは、日本に甚大なる被害をもたらした。東京都内のネットワーク上に位置する全てのコンピュータが一秒間、一斉に停止したのである。
たった一秒。それだけの停止ではあるが、交通保守システムは停止し、発電所の電力供給障害、そしてデータの消失と、まさにそれは刻を停めたに等しい。
その後、わずか数時間でネットワークは復旧し、文明はまた刻を取り戻したかに見えたが、誰が、なぜ、何のためにそんなことをしたのか――、三か月たった今でも原因は全く不明で、人々に情報社会への強い猜疑を植え付けた。
以下 つづく・・・
序
眠らない街、東京。
その東京がほんの一秒だけ闇に包まれたことがある。I.T.HAZARD――。情報が電子という人では認識できないもので扱われはじめて十数年、それはおこった。
三ヶ月前、突如東京を襲ったそのネットワーククライシスは、日本に甚大なる被害をもたらした。東京都内のネットワーク上に位置する全てのコンピュータが一秒間、一斉に停止したのである。
たった一秒。それだけの停止ではあるが、交通保守システムは停止し、発電所の電力供給障害、そしてデータの消失と、まさにそれは刻を停めたに等しい。
その後、わずか数時間でネットワークは復旧し、文明はまた刻を取り戻したかに見えたが、誰が、なぜ、何のためにそんなことをしたのか――、三か月たった今でも原因は全く不明で、人々に情報社会への強い猜疑を植え付けた。
以下 つづく・・・
はじめまして
11/13/2006(Mon)
とりあえず挨拶。
みんな、よろしゅうに。あんじょうかわいがっとくれやす。
昨日関東にも木枯らし一番がふいたとか。
寒いわけです。
ホットカーペトしきつつ、
コタツにみかんにあこがれつつ毛布かけて読書。
村山由佳の「おいしいコーヒーのいれ方」最近ハマってます。
_∧_∧
___( ( ´・ω・)___
/ \  ̄ ̄ ̄__\
.<\※ \____|\____ヽ
ヽ\ ※ ※ ※| |====B=|
\`ー──-.|\|___l__◎..|ヽ
 ̄ ̄ ̄ ̄| .| ̄ ̄ ̄ ̄|
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みんな、よろしゅうに。あんじょうかわいがっとくれやす。
昨日関東にも木枯らし一番がふいたとか。
寒いわけです。
ホットカーペトしきつつ、
コタツにみかんにあこがれつつ毛布かけて読書。
村山由佳の「おいしいコーヒーのいれ方」最近ハマってます。
_∧_∧
___( ( ´・ω・)___
/ \  ̄ ̄ ̄__\
.<\※ \____|\____ヽ
ヽ\ ※ ※ ※| |====B=|
\`ー──-.|\|___l__◎..|ヽ
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